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決断力 (角川oneテーマ21)


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  • 羽生 善治
  • 角川書店
  • グループ:Book
  • ランキング:967
  • 価格:¥ 720
  • 発売日:2005-07
  • 通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー 総合評価:

会社の現場でも参考になるものを感じた一冊  (2009-01-04)
 勝負の厳しい世界の中で技を磨き、好成績を残している人の言うことには、耳を傾けてしかるべきものがありますね。将棋のプロ棋士として数々のタイトルを獲得してきた羽生(はぶ)永世名人ときては、なおのこと。製造の現場で働くひとりとして、物事への取り組み方や意識の向上などの点で、随所に参考になる言葉がありましたね。印象に残った著者の言葉を、以下に紹介させていただきます。

<私は、早い段階で定跡や前例から離れて、相手も自分もまったくわからない世界で、自分の頭で考えて決断していく局面にしたい思いがある>
<未知の世界に踏み込み、自力で考え、新しいルートを探し求める気迫こそ、未来を切り開く力になると私は考えている>
<リスクを避けていては、その対戦に勝ったとしてもいい将棋を残すことはできない。次のステップにもならない。それこそ、私にとっては大いなるリスクである。いい結果は生まれない。私は、積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にすると、いつも自分に言い聞かせている>
<「そんな馬鹿な」と思われることから創造は生まれる。どの世界でも、常識といわれていることを疑ってみることからアイデアや新しい考えも生まれるのではなかろうか>
<深い集中を得られるかどうかは、私の場合は、将棋を指していて、面白いと感じられるかどうかによる。楽しい局面かそうではないかで集中の度合いは全然違う。たとえば、一方的に攻められているような将棋だと集中力は弱くなる。楽しくない。興味をひく局面は、深く考えてみたいと思う。考えて面白い局面、考えがいのある局面、そういう方向へもっていくことが集中力につながるのだ>
<私は、将棋を指す楽しみの一つは、自分自身の存在を確認できることだと思っている。人生は食事をして眠るだけのくり返しではない。「こういうことができた」「こういうことを考えた」という部分がある。それは楽しさであり、人生を有意義にさせてくれる。私は、将棋にかぎらず、何かに打ち込んでいる人には、そういう発見があると思っている>
<以前、私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。しかし今は、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。直感でどういう手が浮かぶとか、ある手をぱっと切り捨てることができるとか、確かに個人の能力に差はある。しかし、そういうことより、継続できる情熱を持てる人のほうが、長い目で見ると伸びるのだ>

 ところで、本書表紙カバーの六割を占めている帯の腰巻がいいですね。次の一手を読んでいるのでしょうか。著者が考えに没頭している写真が、とてもインパクトがある。ただし、私が購入した2008年7月刊行の第21版では、ネットに掲載されている表紙写真の帯の文句と少し違っていて、<40万部突破! 直感の七割は正しい! ついに永世名人獲得! 圧倒的強さの源泉>という文句が記されています。

 とまれ、読みごたえある一冊。昨今の世界的な経済危機の渦中にあって、政治家、財界関係者には特に一読をおすすめしたい新書です。

急浮上、決断力! 知らないと乗り遅れる後悔あり!  (2008-12-29)
あなたは、いつも決断をするって
ことはなくはないよね?


じつは、
信用されるってことは

仲間に強いってことを
認められているってことを


気づかせてくれる
この本は、ファースト・クラスです!




追伸
強い!

強い!

強い!

あなたは、強い!



強いからみんなに
認められるんだ^^

心に残るフレーズがいくつか  (2008-12-24)
各トピックは非常に短いので、もう少し深みがあるとよかった気もする。が、それによって読みやすさが増しているのも確か。いくつかの心に残るフレーズと出会えたのが収穫。

* リスクの大きさは、その価値の大きさを表している
* 情報は選ぶよりもいかに捨てるかが重要
* 才能とは継続できる情熱である

特にふたつ目は、マイケル・ポーターの戦略論を読んでいる折だったので将棋の勝負の世界もやはりそうなのかと印象的。ちなみに、ポーターは「戦略とは、顧客に価値を提供する上でトレードオフを行うことである。戦略の核心とは、何をしないかの選択である。」と言ってます。

将棋の世界と実社会、意思決定の重さの違い  (2008-12-21)
私は将棋を全く知らず、羽生名人についても「公文のCMに出てた人」という位のイメージしかありませんでした。しかし、知人にこの本を強く薦められ、購入してみました。

読む前、私は「将棋の世界というのは浮世離れした世界で、本書から実社会の中での意思決定に関する示唆は得られないのではないか」と思っていました。

この予想を裏切られる事を期待して読んでみましたが、残念ながら同じ感想でした。
確かに将棋は決断の連続で、棋士には研ぎ澄まされた思考と決断力が必要だと思います。対局の緊張感は、並々ならぬものであると思います。
しかし、棋士が誤った決断をしても、患者が死ぬわけでも、クライアントに大損害が及ぶわけでも、従業員の多くが失業するわけでも、外国の軍艦が攻めてくるわけでもありません。せいぜい自分がその対戦に敗れ、それが続けば食えなくなり、家族を養えなくなる、その程度ではないか。そうであれば、医師や弁護士や経営者や政治家とは、背負っている物の重さが違うのではないでしょうか。
この本の帯には、「責任あるポジションで人はどう決断を下すべきか?」とありました。本書で指摘されていることの一つ一つは正論だと思いますが、その裏付けは、実際に「責任あるポジション」にいる方が書かれた同種の本には及ばないという印象を受けてしまいました。

エネルギーを与えられる良書です  (2008-12-13)
 さすがは一つのことを極めた方は違うなと率直に感じた。将棋のことを知らなくとも、十分読めるもので、仕事、勉強、子育て、スポーツ等に読み替えて大変参考になる内容である。ものの考え方、取り組み方などとても参考になった。
 例えば、「どんなに不利な形勢でも感情を表さないようにしている」ことや、「怒りが最も一番勝負に差し支える」というあたりなど、我が身を反省させられる。また、王道や定跡を大切にしながらも、柔軟に進化していかなくてはいけないというあたりは、すべてのことに通じることだ。
 1冊の文章全体におけるぶれのなさや、穏やかかつ力強い論じ方あたりからも、羽生さんの品格や、一流である所以を読み取ることができ、大変良い本であると思う。

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