はじめての『お宿』オープンBOOK (お店やろうよ!シリーズ)
ホスピタリティ・マーケティング
(2008-07-05)
ホテルや旅館に泊まって、たびたび感じていた窮屈さや融通の無さの原因が良くわかりました。
私自身、心地よくくつろげる休日を求めて国内外の旅館やホテルを訪ねていますが、期待を裏切られ、残念に感じる経験がたびたびあり、まさに著者の指摘どおりです。
あえて言えば、「ホスピタリティー・マーケティング」でしょうか。まだ日本にはこうした発想が少ないですが、ホスピタリティー産業のあり方を論じた本として評価できます。
バブル期以降、ますます殺伐としつつゆく時代です。
大量生産、大量消費、そしてプロダクトアウトといった製造業の発想から転換し、日本人が心からくつろげる、志の高い旅館やホテル経営者が増えてくれるのを切に望みます。
ちなみに、もっと写真を掲載してほしかったです。本文を読んでいると、実際の写真を見たくなります。そうした意味で★ひとつマイナス。
そういや最近旅館に泊まってない
(2008-07-03)
日本の旅館業の凋落と現状、そして細々と始まった再生への足取りを解説する。
それはバブル期、社員旅行や大規模ツアー向けに旅館側が変質してしまったことから始まる。パッケージ化により、もっとも本質的な企業価値である“おもてなし”を忘れてしまったのだ。それを付いているのが外資高級ホテルだというのは皮肉な話。
日本的な良さが、同じ日本的な文化(企業文化、ツアー文化)で廃れたというのも、ホントに皮肉な話。