恐くないシングルの老後 (朝日新書51) (朝日新書 51) (朝日新書)
「一女性」から老後についての思いを語ったエッセー
(2008-11-10)
精神科医として知られる著者だが、この本では精神科医としての
見解や見識はほとんど提示されておらず、40代で子どもがいらっしゃ
らない「一女性」の視点から見た、老後に対する思いをつづった
エッセーのような本。
母を亡くすという今後くる大きな出来事を乗り越えられるかという不安、
シングルの女性だからということで受ける社会での待遇の現状、
愛するペットの死への不安、満足いく老後を送られるだけの資金や年金、
また老人ホームなどの施設の現状…
50代に迫ろうとする筆者の今後の老後への主として不安な気持ちを
現状をデータで示しながら赤裸々に語った本である。
タイトルどおりの内容であり、読みやすいが、どの分野も広く浅く扱っているため、
深さはあまり感じられなかった。
答えの出ないことには無理に答えなくていい
(2008-07-30)
老後の資金、住居、介護など、こまごました事柄を拾ってはいるが、著者が書き買ったことは、そんなことはでないだろう。
著者は親の死に恐怖し、ペットの死に悲しみ、それを経験しないで死ぬことを夢見ている。それは、病気にかかって、親に看取られることである。
この部分に私は強く共感した。自分の死は受け入れられるが、肉親の死は耐えられないのである。たとえ、死が身近な存在である医師といえども。
老後の心配事と、その現状、そしてどう考えるか・・・
(2008-04-19)
「負け犬」と呼ばれる独身女性が、年を取るとどうなるのか・・・?
今から考えようとする本です。
心配ごととして、「棲家」「親の介護」「病気」「自分が死ぬ準備」
等のテーマについて書かれています。
調査などから、それぞれが、年配の独身女性にとって
現状どうなっているか、どう考えて、準備し、乗り越えればよいか、、
等が書かれています。
身につまされる内容が多かったです。。考えないようにしてる問題に
目を向けてくれる貴重な1冊です 。
残念です
(2007-11-15)
レビューを読んで期待して購入しましたが完全に期待はずれでした。
最後まで読んで印象に残ったことは、「親が死んだら後追い自殺しそうなほど親に執着している」「そこまで恐れている親の死よりももっとこわいのがペットの死である」という内容でした。
シングル女性はみんなそんなに親やペットに執着しているんでしょうか・・・。
少なくとも私は全くそうではないので、共感できないページが延々続いて疲れてしまいました。
☆ひとつをつけようかとも思いましたが、「移行対象」についての記述がおもしろかったので、☆ふたつにしました。
「親が死んだらどうしよう」「ペットが死んだらどうしよう」という不安を抱えている方にはいいのかもしれませんが。。
どちらにしても答えは示されておらず、巻末のまとめは「なるようにしかならない」という感じで(生存権の侵害については声をあげるべきとおっしゃっていますが)、正直がっかりでした。
あとがきでも「編集者に老後について書くと言ったものの老後の問題を考えようとすると心理的抵抗が働いて思考がストップした」と書いておられましたが、香山さんのそんな気分が伝わってくるような内容でした。
話題豊富というよりも、とりとめもなくいろんな話題が出てくる感じで。
作家さんとしては嫌いでないだけに、この内容は非常に残念です。
タイトルだけで
(2007-03-04)
タイトルだけで買ってしまい、女性向と言う事に後で気がつきましたが
男性にも、必要な内容ですよね、これは。
段段、自分が年をとっていくに連れて先の事を考えると不安な出来事が
多くなってきます。「自分の死の準備」が必要と言うところは同意できます