いい加減に目を覚ませ
(2007-06-02)
ページ数も多い本だったので仕事が終了後に少しずつ読んで(他の文庫本を後回しにして)読み終える事ができました。
現在においてこの本に書いてある田中さんの指摘がすべて現実的なものになっているというのが率直な印象です。借金を減らすという事は企業では常識の事であり田中さんの改革は民間では当たり前の事です。
田中さんの魅力は美辞麗句を並べず、脱記者クラブでもあった様に「これって誰もがおかしいと思っているんじゃないの?」という疑問を提起する点だと思います。
「美しい国」なんていう美辞麗句のオンパレードはもうたくさんだし、「小泉劇場」で騙された方はこの本を読んで目を覚まして欲しいですね。
愚民と第四の権力(メディア)に葬られた田中康夫
(2007-04-05)
2006年知事選挙において長野県民は英断となるのだろうか?
本書では作家でもある前知事田中康夫氏がどのようにして長野県に民主主義を植え付けようと試みたかが作家らしく抑揚ある文脈で綴られている。
田中氏は本書で水平補完という言葉をを頻りにつかっている。水平補完はコモンズ(地元に根ざした人々から)の発想が源だ。これこそが民主主義の真の姿であり田中康夫のスローガンでもある「しなやかな連帯」である。
水平補完を実践するためには国をも動かさなければならないこともある。実(好)例がヤミ金口座の閉鎖であり、白骨温泉の入浴剤事件である。また新党日本の立ち上げでもあった。
田中知事初就任時に長野県は4年後には財政再建団体入りが不可避の状態だったといいます。県民にはこの事すら知らされてはいませんでした。また日本全国どこの自治体も似たような状況でしょう。なにしろ国自体が世界第一位の借金大国なのですから。
現在の長野県では県政の報道がほとんどなされてはいません。田中県政では連日のようにTVを賑わしていたメディアが口をつむるということはまた後戻りし始めているという疑念すら抱きます。
「オリンピックを開催」することが都民に夢を与えるという知事と、「信じられる日本」が民衆活力をもたらすと考える知事のどちらを選択するのものわたしたち自身です。第四の権力に翻弄されることがないようインフォームド・チョイスすることが大事です。
ありのままの田中 康夫がここに!
(2006-08-24)
まず、読む価値がある本だと思う。
旧態依然とした地方自治制度にメスをいれ、規制の価値観を変えさせた彼の功績は非常に大きい。
彼が何を考えどのようなテーゼをもって行動したのかを知るにはよい本だ。
フットワークの軽い革命家知事 田中 康夫のありのまま姿がこの本にある。
ナルシストとは何か知るためによい本です
(2006-08-19)
「困った人」ではあるけれど世間では「異常者」と認識し難い一群の人々の中に、自己愛者(ナルシスト)がいます。彼らは自ら病院を受診することはありませんし、自らは困ることもあまりありません。周囲になぜか取り巻きも出現します。しかし多くの人々に対して非常に有害となります。常識的な目で見る人からは、自己愛者も異常者であることがわからないのですね。この本は、自己愛者とはどのような人であるか、学び、対策を立てるのに有効です。不快がらずに読んでみることをお勧めします。
読みましょう
(2006-07-21)
長野県知事である著者が書き下ろした本です。彼の行動は素晴らしいです。唯一、赤字を減らし続ける県。どこぞの大阪府は赤字で破綻寸前。今の時代、彼のような人物が必要です。元々、小説家だけあって名文です。しかも読みやすいのが良いです。脱ダム宣言、同和行政の見直しなど、タブーとされていた所にメスを入れた彼の功績は驚嘆に値します。この本を読んで彼の至極真っ当な考えに触れてみるのも良いかもしれません。