いざというときに手元に置いておきたい一冊
(2008-08-21)
身内の病院探しをしている時に、この06年版が非常に役立ったので、新しい情報を入手しておきたいと思い購入した。実際、自分事になった時に必死で探したのは、「いい病院」ではなく、「信頼でき、腕のある医師」だったからだ。
今回は、「体にやさしい」治療、「切らずに治す」治療が、がんや心臓病、脳卒中などの病気ごとに紹介されている点がとても興味深かった。
一般的に医療のもののグラビアは、血だらけ・お腹や胸がパックリという、おどろおどろしい写真が使われていて、思わず閉じたくなってしまうものが多いが、ここで紹介されている最新治療のグラビアページは、治療が進んでいく様子が写し出されている中に、医師のまなざしや患者との関係性が垣間見えて、温かみや明るい感じが伝わってくる。おなかや胸、頭を切らずに治せる治療や検査がこんなにあるなんて。中でも、「切らずに、痛みも感じずに、がんが死滅する」という重粒子線治療は衝撃的だった。
また、病気ごとの「治療の流れ」は、写真やイラストが入って、さらに見やすく、わかりやすくなっていた。実際に病気になった時は、どんな風に検査や治療が進んでいくのか、大筋で理解できると安心できる。たまたま知り合いの家族が脳卒中で倒れることが何人か重なって、この本を教えてあげたのだが、みんな「本当に本に書いてある通りだった」と驚いていた。
前回に引き続き、「名医からひとこと」で医師の考え方がわかるのもよかった。
メタボや歯周病の治療方法も、いろいろあることがわかって面白い。歯医者は、通いやすい家や職場の近くが一番だと思っていたが、これを読んで、全身病と関係のある歯こそ、きちんと歯科医を選んで受診することが大事だと考え直させられた。インプラントについても、メリットやどう選べばいいのかが具体的にわかって参考になった。
病院や歯医者の広告が一切入っていないのも信頼できるし、これだけの情報が詰まって1200円はかなり得だと思う。
存在することに意味がある
(2008-04-14)
前回に続き最新版の登場。選べるだけの地域に自分が住んでいるのかどうか?いや病気が重ければ距離などは関係なく多くの情報が欲しいに決まっている。なんにでもランキングが存在する昨今だが唯一有益なランキング本ではないだろうか?その内容がクリアで正当性であるなら。それを信用して薦めるわけだが、この本が役に立つだけではなく、こういう評価する機関があり医療現場がいい風に変わることに意義がある。つまりこの本が正当に存在すること自体に意味がある。本当は厚生省の仕事のように思うが(笑)妙な評価を気にするだけの綺麗な腹黒い改悪や、現場スタッフの苦労だけが増える改悪を助長しては意味が無いが、編集されるかたが常に平等に判断できる優秀なかたで誇りを持ってこれを出す間は応援していきたい。