ぼくが今よりもずっと赤ちゃんに近く、おじいちゃんが今よりずっと元気だったころ、ぼくとおじいちゃんは毎日のように散歩を楽しんでいました。僕が少し大きくなって、困ったことや怖いことに出会うたび、おじいちゃんはぼくの手を握り、おまじないのようにつぶやくのでした。「だいじょうぶ だいじょうぶ。」
『おさるのまいにち』『おさるはおさる』で路傍の石幼少年文学賞を受賞した、いとうひろしによる絵本。わかりやすいストーリーと、ほのぼのとしたイラストで展開され、穏やかな暖かさに満ちている。「だいじょうぶ だいじょうぶ」というおじいちゃんの“おまじない”がぼくに教えてくれたのは、「この よのなか、そんなに わるい ことばかりじゃ ないって ことでした。」
子どもたちに、読み聞かせをしている親にとっても「だいじょうぶ だいじょうぶ」という言葉はおまじないになるはず。子育ての責任と不安に、ふと疲れたお母さんにも手にとってほしい。(小山由絵)
心が折れてしまいそうでも一呼吸。「だいじょうぶ、だいじょうぶ」
(2008-12-10)
表紙にもある絵の男の子とおじいちゃんの様子と、「ぼく」の視点で短くぽつりぽつりと語るように進む絵本です。「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と繰り返される言葉を読んでいるうちに、涙があふれてきてしまう、私にとって不思議な絵本です。
私には祖父はおりませんが、この絵本にでているおじいちゃんのように、幼い頃面倒をみてくれていた祖母がいて、毎日と散歩にでかけました。
公園や家の裏の林に。ちょっと夕涼みに家の周りを散歩しながら歌を教えてもらったり、とにかく毎日毎日一緒の時をすごしました。対象生まれの祖母は本当に色々なことを教えてくれました。
元気だった祖母も、今ではちいさくなり、病院に入院しています。
いつもいつも、私の手を引いて散歩にでかけてくれた祖母を思い出し、
「ぼく」が少しおおきくなって… のくだりから、どうしても目頭があつくなります。。
「ぼく」じゃないけれど、今度は私が「だいじょうぶ」といってあげる番。
今度帰省するときには、息子と一緒にこの絵本を読んであげたいと思います。
そして、友人の出産祝いにもプレゼントしたいと思いました。
心が折れてしまいそうなときに手に取れば、きっと勇気をくれる1冊だと思います。
とてもいい
(2008-10-17)
もうすぐ3歳の子供のお気に入りの1冊になりました。
まず絵がほのぼのとしていていいです。
おじいちゃんと僕のほのぼのしたゆったりとした雰囲気がよく伝わってきます。
おじいちゃんとの散歩内容もほんとに日常的なんですけど、
だからこそあったかい・・・。
子供も「これじいじ?これ○○(自分の名前)?」と
内容に入り込みやすかったです。
最後おじいちゃんをお見舞いに行くシーンは
なんでか涙が出てきます。
子供はまだその辺は分かってないけど
「じいじお散歩いっぱいして疲れちゃったのかなぁ?」
など言っています。
私にとってもお気に入りの1冊です。
お気に入り
(2008-10-10)
子供たちに読ませたくて購入。「飛行機がおちませんでしたー」などとお話を覚えてしまうほど何度も読んで欲しがりました。回数を重ねるうちに、おじいちゃんと孫の関係も少しは理解したようです。
祖母が余命2か月と診断された後で・・・
(2008-08-17)
自分が小さく、おじいちゃんがもっと若かったころ、おじいちゃんが「だいじょうぶ だいじょうぶ」と励ましてくれた。
そして自分が大きくなり、歳をとったおじいちゃんが入院した。
今度は自分が病床のおじいちゃんを「だいじょうぶ だいじょうぶ」と励ます番になり終わる。
元気だった祖母の顔色が突然悪くなっていた。病院の定期検診で癌と診断された。
既に転移もあり、年齢を考えると手遅れの状態だった。
こんな時期にたまたま読んだためか、絵本を読みながら涙が溢れそうになってしまった。
ホロリときます…
(2008-05-29)
いとうひろしさんの、やさしい絵が心を和ませてくれます。
何があっても「だいじょうぶ」。そう言ってぼくを支えてくれていたおじいちゃんの温かさと、その想いを受け取って大きくなったぼくの強さに、ホロリときます。
…案外、大人のほうがはっとさせられる絵本かも。