大工棟梁の知恵袋―住みよい家づくり秘訣集 (講談社プラスアルファ文庫)
いろいろな事が理解できました
(2008-02-16)
建築業界の隅っこで働く私ですが、
この本は、いつも手元に置いて何度も読み返しています。
シンプルモダンがもてはやされていますが、
本当にその家は、その間取りは住みやすいのか。
住み手の立ち位置で考えられたものなのか。
さまざまな警鐘や考え方が提示された本です。
「日本の家は狭い」のではなく「狭く暮らしている」のだと納得できました。
よくある間取り実例集とは違いますし、写真も載っていません。
それでも著者の手によると思われる温かみのある間取り図からは
住む人の満足感すら感じられます。
前半は主に日本古来の家の考え方や、住まいに対する提案で、
後半はよくある間取りのマンションや一戸建ての改造案などが掲載されています。
なるほどと思えることもたくさんあり、なによりも易しい言葉で書かれています。
(建築家の記述は難解なことが多いので)
デザイン優先であったり流行に乗った家は嫌だと思う人はもちろん、
住み替え・リフォームの予定がない人も、どうすれば住みやすくなるかのヒントが
たくさんあります。
今間取りに使いづらさを感じている方はぜひ
(2005-05-09)
今主流の間取りに使いづらさを感じ、建売住宅の間取りでは嫌で、一戸建てを考えていてこの本を読みました。
「廊下をなくす」「リビングの中に階段を」「戸は引き戸に」等々これぞ私が考えていたことだ!とうれしくなり、なるほどなるほどと読んでしまいました。
かつての日本の住まいのよさを見直す内容ともなっています。
自分で間取りを考えている方にはおすすめです。
実例集ではないですが、読み物としても大変勉強になると思います。著者の先生のファンになりました。