なぜ「粗食」が体にいいのか―「食生活」ここだけは変えなさい! (知的生きかた文庫)
40歳からの元気食「何を食べないか」―10分間体内革命 (講談社プラスアルファ新書)
『食』における風説の流布は何か、を知る名著中の名著
(2008-10-18)
オリジナルは平成7年7月東洋経済新報社、平成12年10月の新潮OH!文庫を経て、平成15年5月新潮文庫入りした。この名著中の名著が新潮文庫に入った意義は極めて大きいとぼくは思う。
幕内氏のスタンスは極めて明瞭でシンプルだ。日本人の生きてきた環境に存在してきたものを食べる。つまり日本人のDNAにはそれが刻み込まれている、ということだろう。現在の食文化がスタートしたと考えられる戦後から現在をトレースし、『食』における風説の流布は何か、を徹底検証している。そして根拠もなく信じている『食』の『常識』が実はとてつもなく間違った『非常識』なのを知る。
まさに現在の日本は幕内氏の予想したような『食』の状況以下の状態になってしまっている。利益のためなら倫理もない業者と不作為に満ちた農林水産省の施策に個人として細心の注意を払って、『食べる』必要がある。そんな馬鹿な状況の中で健康を維持するためにも基本中の基本をこの作品に見ることが出来る。日本人必読の書でぶれないスタンスに感銘を覚えた。
アメリカ式食事はなぜ太るのかも想像できる
(2007-11-25)
人間とは、原始時代に飢えと戦ったという記憶があるので、
「食べられるときに食べておかないといけない」という性質を持っているらしい。
だから、目の前に食べ物があれば、栄養素が足りていても食べてしまうのだ。
そして肥満になったり、大腸ガンになったり。
(大腸ガンは、腸の中で消化中の物質に含まれる毒素が原因で起こる。すなわち、食生活に大いに関係がある。)
だからといって、食事療法をすればいいわけでもないらしい。
リンゴを食べるなら皮も食べよう!とか、
おかずは少なめ、主食は多めの、古き日本伝統食を守ろう!とか
そういう感じの話が載っている。(まだ全部読んでいない。)
栄養素とか、食事と健康の関係、
これに関する情報としては、結構豊富で楽しい。
食生活を変えたりするのは、個人の責任だが。
粗食は美食の単なる反対語ではありません
(2007-05-24)
「健康ブーム」と呼ばれる時代が到来して久しいですが
そんな時代に出るべくして出たといえる本だと思います。美食がもてはやされたバブルの時代、果たして日本人の食生活は本当に正確な意味で豊かになったのでしょうか。
粗食というと美食の反対語程度の意味しか持たないと考えていましたが、この本を読んで考え方が少し変わりました。
大変「理に適った食事法」です
(2007-01-12)
戦後の間違った食習慣を正すためには大変良い事が分かり易く書かれてあります。今巷で話題のマクロビオティックにも通じるものがある。あれとは多少意見を異にする部分も有りますが、大筋に於いてそれほど間違った事は言っていません。とりあえず食の大切さがシミジミと分かる良い本です。食事をどうしようかと思案している人にお勧めです。良いコンパスになると思います。
ネオ・マクロビ
(2006-12-19)
この本を読んで知ったのは、
玄米が合わない人もいる、いうこと。
食事制限というのは普通はかなりの覚悟がいることで
うまくいく人もいかない人もいるんだな、と。
私たち家族はラッキーにもおいしい無農薬のお米と
野菜にめぐり合えたので自然に玄米を食べるようになり、
そうなるとあまり肉を必要としなくなり、季節の野菜中心。
そしてたまに卵や魚も食べる。それと豆腐や豆を意識的に
取っている。いわば完全なマクロビではない、
ネオ・マクロビアンといったところか。
食べ物を変えてどう体が変化するのかを
自分の体に聞いてみる。
伝統的な和食がいかに効率的に体を動かすエネルギーを
くれるか、実感できたら健康に近づくのではないかと思う。
なるべく自然に近いものを食べる。
粗食って本当はとても贅沢なことなのだ。