川柳から四季の食べ物を
(2008-10-01)
1998年に出た単行本の文庫化。
いつもながら文章に味わいがない。読みやすいのかも知れないが、軽すぎる文体で、深みというものに欠ける。内容にも新鮮さが感じられない。
内容は、川柳を入り口にしながら、江戸の四季の食べ物を紹介していくというもの。お雑煮から始まり、初鰹、秋茄子、おでん。さらに甘味や酒についても。ひととおり、読んでいけば江戸の庶民の暮らしが分かるようになっている。
ただ、解釈に不安が残る章や、これはどうかなあという説明も。
挿絵が豊富。
四季とりどりの江戸の食生活を川柳にのせて紹介
(2005-07-11)
「三日喰う雑煮で知れる飯の恩」、白米信奉者の江戸っ子にとっては、三が日の餅攻めは年明け早々の辛抱のしどころだった……。
河豚、土筆、初鰹、寿司、鰻、天麩羅、茄子、里芋などなどなど、食にまつわる川柳をモチーフに、さらりと川柳を解説しながら、四季とりどりの江戸の食生活を紹介。江戸人の生活の一端を垣間見せてくれます。江戸人の妙なところにこだわって生きる感じが、たくましくもほほえましい。でも、その食生活の季節感と豊かさにどこかうらやましさを感じてしまいます。軽妙ながら、的確に、江戸の生活を紹介する杉浦氏の筆力に脱帽です。
お江戸の食生活を疑似体験
(2005-06-26)
江戸の食生活を季節感たっぷりに描いた本。当時の江戸っ子の嗜好、思考がよくわかる本です。ところどころに挿絵があります。日向子ワールドの食文化編。
江戸の四季
(2004-11-01)
季節ごとの江戸の食べ物に関するエピソードがわかりやすく、またおかしく書かれていて楽しみました。蕎麦の話やようかん誕生の話など想像もしていなかった江戸と現代の感覚の違いに驚かされます。薄い本ですが損はしません。
食べ物からわかる江戸の文化。
(2002-08-06)
初鰹に大金を払う江戸っ子のばからしさ。天ぷらって最初は決して高級な食べ物じゃなくて屋台で売られていたスナックだったということ。正月の雑煮は将軍様の質素なものに合わせていたので、正月3日も食べていると白いご飯が恋しくてしょうがなくなるなど、おもしろいエピソードが盛りだくさん。食べ物から江戸の生活がかいま見られます。杉浦日向子さんの挿絵もとてもよい。気楽に読めてちょっと物知りになれます。