PLANTED #7 (2008)―植物と暮らすオーガニック・ライフスタイル (7) (毎日ムック)
ぷぷぷ
(2008-09-24)
マンション住まいの落ちこぼれベランダーを何年か前に卒業(っていうか自己退学っていった方が適当かも)
この春、引っ越した一戸建てには前の住人さんが育てた木々や植物がわんさか。
植物への愛が芽生え始めた時に見つけた本。
まさか私が本屋の「園芸」コーナーに自ら足を運ぶとは!!!
せいこうさん、最高です!
こんなに笑えて園芸に有益な情報も得られるエッセイ、かなりのお得度。おすすめ。
ハードボイルド文体
(2008-09-23)
花などに興味がありつつ、園芸の持つ過剰に優しく平和的なイメージに対して照れがある方には是非オススメ!(そんなふうに考えて自己嫌悪、なら尚更に!)作りたいのは家庭菜園でも盆栽でもなく、いやそれに対して敬意はあるけれどどうも自分のやりたいことじゃない、ならこの著者の世界により近づけると思います。年に一杯だけのゴージャスなコーヒーを夢見て、咲かないコーヒーの木を複雑な思いで育てるあたり、気宇壮大でいじましく可愛い。ハードボイルドな文体でありながら、恰好よさに「陥る」ことを巧く避けてるあたりも楽しく読めるポイントです。園芸ちょっといいな、な貴方の背中をそっと押す本となることでしょう。そして数年後、貴方は鉢植えのベランダ配置で著者と同じく苦悩することになるかも。
この本がおもしろくてたまらない私は、なんだか忙しい。
(2008-05-02)
いとうせいこうさんが好きで「見仏記」を愛読している私。「見仏記4」がでたことを知り、3を読んでいないのに4がでたか・・・、とあわてて3を注文する。その日ちょうど帰りの電車で読む本をきらしたので本屋へ。そこで「ボタニカル・ライフ」を発見。こっちから読み始めたが、これがおもしろい。植物あいてにあたふたしているいとうさん。電車でプッとふきだしてしまったり、「へぇ〜そうなんだ」と植物に感心したり、いとしく思ったり。最後まで一気に読んでしまうのがもったいないので、途中で「見仏記1」を読み直す。上野の薬師寺展を見に行く予定だからだ。そのあとまた「ボタニカル・ライフ」に戻ってわたしもベランダーになる予定。ああ、なんだかいそがしい、けど楽しい。
園芸界のニューウェーブ
(2006-03-20)
多くの都市生活者にとって、庭を持つことは夢であり、ましては草花に覆われた庭園なんてのは夢のまた夢だろう。二極化が進行していると言われる現在、そんな叶わぬ思いにため息をつくくらいなら、いっそ価値観の大転換を図るべきかもしれない。
本書が提案するのは、そんな屈折した極私的な価値感を発見し、定義し、育んでいくことだ。それは同好の志を勇気付け、日当たりの良い優雅なガーデンなんかより、植物には厳しいくらいな環境のベランダが欲しい、と覚悟させるに違いない。
著者は悪条件を乗り越えるため、あるときは戦場の司令官、またあるときは弱小チームの野球監督となって、鉢たちと共に奮闘する。逆境を乗り越え、たくましい生命力を謳歌する植物を褒め称え、上手く采配を振るった自らの職人的手腕(あくまでベランダーとしての)に対して悦に入る。日夜植物の調子を見定め、必要とあれば緊急手術室の執刀医のごとく振る舞い(あくまでベランダーとして)、救い切れなかった植物と自らを悔やむ。
北向きベランダの鉢たちは、孤独な都会人にとって癒しの存在などでなく、もはや共に不器用に生きる同志たちなのだ。
なお、著者の視点と語り口は毎回楽しめるのだが、さすがに何年も同じテーマで書き続けられるとマンネリ化が否めない。ニューウェーブの園芸家としてはもう十分花開いたと思うのだが、この植物日誌はあたかも自然の摂理のごとく永遠に反復するのだ。
アイラブ植物生活!
(2006-01-06)
ひそかに!?好きだったいとうせいこうさんが植物?という興味でふと買ってみたのですが、すっかり影響されて今では私も立派なベランダー!植物と接する気持ちの距離がとても気持ちよく、私も私も!と育ててみたくなるんです。うちのベランダの主役はアイビーに囲まれてすくすく育ったソテツです。