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大統領になりそこなった男たち (中公新書ラクレ)


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  • 内藤 陽介
  • 中央公論新社
  • グループ:Book
  • ランキング:137839
  • 価格:¥ 798
  • ポイント:7 pt
  • 発売日:2008-09
  • 通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー 総合評価:

変わるアメリカ、変わらないアメリカ  (2008-10-02)
大統領も19世紀以前はよくわからない。まして、「なりそこなった」人たちの話がどれだけ面白い…という感じもしたが、大統領選に5戦5敗したとか、決闘で死んだとか、初期はなんともワイルドな話が多い。日本は江戸時代だったんだし、アメリカも初めから完成されていたのではなく、250年の歴史の中で国家としてそれなりに洗練されてきたんだなと感じた。

1章を1人物に充てているが、各章のリード部で、「なぜたくさんいるなりそこないからその人物を選んだか」がユニークかつ明確に示されていて、すんなりと内容に入っていきやすい。(例えばタフトなら「門閥」、マッカーサーなら「軍歴」、スワードなら「幸運さ」など)。マッカーサーやロバート・ケネディのように比較的日本でも知られている人物は大統領選とのかかわりを軸にすえるなど切り口を変えていて面白い。

総額75兆円の金融救済法案が下院で否決された時にちょうど本書を読んでおり、アメリカ人が持つ、金融政策への不信感というものは建国時から変わらず根強いと感じた。第1章のハミルトンは中央銀行創設をジェファーソンら州権主義者に妨害され続けたし、州権主義者のジャクソンは中央銀行を廃止して州立銀行に金を与え、大インフレを起こしてしまう。大統領に離れなかったとはいえ、弁舌で歴史に名を残したウィリアム・ブライアンのように、雄弁を評価するなど(今はオバマか)変わらないところもある。

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