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シドニー! (ワラビー熱血篇) (文春文庫)


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  • 村上 春樹
  • 文芸春秋
  • グループ:Book
  • ランキング:142381
  • 価格:¥ 470
  • 発売日:2004-07
  • 通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー 総合評価:

今は北京オリンピックの真っ最中  (2008-08-11)
 内容がオリンピックだけでなく、サメや蛇やアボリジニーやオーストラリアの歴史や気質まで多方面に及んでいて、読み終えてみるとオーストラリアに対して親しみがぐっと増しています。
 勝者を称賛するだけでなく敗者にも焦点を当てています。そしてオリンピックの商業主義や愛国主義に対してもささやかな疑問を投げかけます。そして最後には「オリンピックは退屈である」という結論を出します。(言われてみればそうかもわからないけど誰もそんな不謹慎なことを言う人はいません)わかりきった感動を押し付けるのではなく、覚めた目でオリンピックを楽しんでいる様子がとてもいいです。

春樹の見たオリンピックその2  (2007-04-30)
シドニーオリンピックを取材し見たまま、感じたままの新鮮観戦記パート2。本文にもあるように本来著者は人が大勢集まるところが嫌いである。いままで入学式、卒業式や、結婚式にも出なかったとある。世紀の大祭典オリンピックにしからば何故?ということになるが回答は本文を読んでください。筆者はそれ以外に著者が本来スポーツ好き人間だからとも思う。 市民マラソンに参加したり取材中も毎日ジョギングを欠かさない。だから高橋尚子や犬伏孝之、有森裕子、キャシー・フリーマンなど一流のアスリートの走りを見る目と観察力は鋭いし具体的である(と私は思う)。

ともかくマラソン以外にビーチバレー、ホッケー、野球、サッカー、体操とけっこう多くの観戦記が出てくるがやはり走る競技が得意のようで表現も分量も力が入っている。犬伏や有森には直接取材もして状態をよく把握している。なにか村上龍のサッカーとの関係を類推してしまった。その中で高橋尚子の女子マラソン優勝のシーン描写もよかったがやはりキャシー・フリーマンの400m決勝でのそれが一番よかった。感動を伝える文章とはこのように表現するものなのか。翻訳の専門家にして出せる現場の臨場感なのかもしれない。そしてこれはまた先住民アボリジニーと移民豪州人との歴史的な和解のシーンでもあったとのこと(文中に詳しいですよ)。

著者はオリンピックを退屈なイベントだともいう。結婚式や入学式がそうであると思っているかのようにオリンピックという特殊な時間軸の中で何とか意味を見つけているに過ぎないと。でもスポーツの醍醐味とか感動はやはりそんな退屈の連続の中から起こってくるとも。矛盾しているような表現だがそれがスポーツのいや現実の世界かもわからない。醜い誘致合戦、膨大な経費、無限に膨らむ種目、弊害多いオリンピックはもっとコンパクトに発祥の地ギリシャのアテネで開催したら(甲子園の高校野球のように)いいのにと言う意見は賛成です。オーストラリアの簡略史もわかり易くよかった。

まいったね。  (2006-02-17)
コアラ篇に続いて当然読みたくなる一冊。日本中が注目していた女子マラソン・高橋尚子を村上春樹はどう眺めていたのか、という興味深い視点から始まり、オリンピック全体についての村上流解釈が展開されていく。オリンピック紀行でこれだけ面白いものもなかなか書けないだろう。

読んだぜ  (2004-10-13)
村上春樹(以下村上春樹)は小説も良いが、このようなエッセイもよい。やはり他の作家にない文章力。単語一つ一つが凝っているというか、しゃれているというか、とにかく「ええじゃないか!」「ええじゃないか!」。村上春樹同様、私もオリンピックには興味はないが、読んでて楽しくなった。オリンピックというものにではなく、村上春樹の生活や彼の食べるもの、彼の描写するオーストラリア。とにかくすべてにだ。村上春樹が好きな人には超オススメ。そうでない人にもオススメだす。

さすが村上さん・・・  (2004-09-07)
コアラ編読まずにこっちを先に読んでしまいました。
アテネに熱中していた私にとっては、いささか拍子抜けする内容でした。
さすが村上さん、世界的お祭りでも見る視点が違うなあ・・・
あいかわらず、PC盗まれてるし・・・

まあ同意できかねる部分もありますが、自分の知っている人(有森さんとかQちゃんとか)を村上風に書くとこういう風になるんだなあって思えたことでは、読む価値ありって感じです。

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