日本が今見直す事とは
(2007-10-23)
こういった医療系の本は数多くありますが、
この方の本は本当に歯科や患者だけが読む本ではないな、という感じがしました。
一般庶民からみても、なぜ「医学部と歯学部だけ単独なんであろう」という
不思議があっただけに、切り離されて考えてはいけない現状が記されています。
これからは全てをトータルにケア出来る医療が必要だと
著者は唱えているのですが、
代替医療(0ーリング、オステオパシー、東洋医学)の日本の浅はかな対応に
寂しさを感じます。
歯科技工士や、東洋医学や、歯科、医科が地位同じくして
一人ひとりに医療が出来る体制作りが、「人が病気を作り出す」といわれている
今大切なのではないかと実感しました。
藤井先生の希望する医療体制になれば、革命的です。
(2005-03-19)
医療業界が抱える問題点がうきぼりになっている。歯科医と医師の点数の違いや、民主党が進めている「歯科医療改革案」、電磁波の体に与える影響まで幅広いテーマが網羅されている。藤井先生の臨床例も掲載されており、とても興味深い内容である。O-リングテスト、アマルガム、スプリント装着などの専門用語が自然に出てくるので、ある程度の基本知識がないとなかなか理解できない内容かもしれません。
特に参考になった点として
1.EBMからNBM(narrative based medicine =対話を重視した医療)へ
2.パラセルクリニックでの歯科医常駐
3.「三た論法」 = 「やった」「効いた」「直った」はEBMではない。つまり、科学的データがないと”科学的”ではない。
4.アメリカでは1992年に国立保健研究所に代替医療研究室が設置された
5.英国ヒーラーズ協会のカリキュラムのトレーニングを受ければ、国家ライセンスを取得できる
本書の全体を通じて、藤井先生の「歯と全身を切り離して診てはいけない」という信念が感じられますし、医療費が爆発的に増加する現代において、ホリスティックな代替医療の活用が不可欠であると強く感じられます。また、医師免許の更新制の提言は理にかなっており、とても面白い。
明治維新以来、一貫して西洋科学的発想に邁進してきた日本が捨て去ってきたモノが最先端になる時代になってきたと思いますので、藤井先生のような気鋭の先生のご活躍を願ってやみません。