世界を変えるビジネス―戦略的な社会貢献活動を実践する20人の経営者たち
社会起業家に学べ! (アスキー新書 69) (アスキー新書 69)
経済倫理=あなたは、なに主義? (講談社選書メチエ 419)
文学的で知的だが、学校の参考図書っぽくて、楽しい読書はできなかった。
(2008-10-04)
社会を大きく変えた人々の物語というイメージでこの本を手に取ったのだが、ちょっと期待していたのとは違った。
自分の期待は、もっと読み物として娯楽色が強く、読み終わった後に感動というか、感化を受ける本だった。
この本はもう少し学術的な感じで、あまり生身の人間の体温を感じさせるような本ではなかった。
大学などで、社会企業とか勉強してると、課題図書になりそうな本だった。
さまざまな成功事例は出ているので、そこは新たな視点、参考事例を手に入れることができたし、有益だった。
読んだらスタート
(2008-09-28)
主に社会起業家や社会起業家になろうとしている人に向けて、
豊富な実例を挙げながら成功の"折り返し地点"までのステップを示してくれている。
"ゴール"ではなく"折り返し地点"なのがポイントで、
そもそも社会という複雑系の中で起こす変革には
定量的に判断可能な成功・ゴールというものは存在せず(変革自体が新たな問題を提起するため)、
ただただ多くの試行錯誤の果ての内省と
現状に対する緻密な分析に基づいて行動し、時機を捉え続けていくことが必要と説かれている。社会変革には終わりが無い。
しかし、そのための一歩にはシンプルにまず理想だけがあればいい。
必要なことは行動と結果から学習していけるからだそうだ。
だから、誰でもできる。
社会起業以外にも、何か始めたい、そう思っている方には
この書から多くを学ぶことができる思う。
次世代のマネジメントスタイル!
(2008-09-11)
次世代を担うリーダーに期待されるマネジメントスタイルが読み取れる良著!
社会活動に限らず、ますます「複雑化」する昨今のビジネスプロジェクトのマネジメントに対して、従来のMBA的なフレームワークやPMBOKで語られているような定量的なアプローチは徐々に有効に機能しなくなるだろうと予感させてくれます。
本当に大きなコトを興したい、という人、必読!
自分には何ができるだろう
(2008-08-20)
何か気づいて始めた小さなことが、ひょっとしたら大きな何かにつながるかもしれない。
そんなふうに思わせてくれる本でした。
この本の中には、自分で動きだした人たちの物語がつまっています。彼らは決して特別では
ない、普通の人たちでした。その彼らが、知らぬ間に大きな流れの火種になってゆくのです。
たとえばボストンの牧師の話。1980年代終わり、ボストンの街はギャングやドラッグが
あふれ、子ども達は外で遊ぶのを母親に禁じられるような状態だったそうです。そんな
街の状況を憂いた牧師が、ある行動に出ます。仲間を募って、毎週金曜の夜中、町中を
歩き回る。そこでギャングたちを観察して、彼らがどんな生活を送っているのか、彼らが
何を感じているかを学ぶ。そうしているうちに、牧師たちがギャングに危害を与えるつもりが
ないことがわかったのか、ギャングのある一人から、相談を受けました。そのとき初めて
牧師が理解したのは、ギャングも自分たちと同じ、人間だったということ。牧師の目を覆って
いた固定観念の崩壊した瞬間でした。
そこから、街が変わり始めました。互いに対する理解が生まれ、多くの人を巻き込み
犯罪件数はみるみる低下していったそうです。
この本は、複雑系の考え方を元に、世界の変わり方を説明しています。その点でも
新鮮で興味深いですし、その流れを構成する一つひとつのストーリーが胸を打ちます。
自分にも何かできるかもしれない、と思えるくらいに。